一般社団法人あがり症克服協会 代表理事 鳥谷 朝代
株式会社スピーチ塾 代表取締役
人見知り克服協会 代表
心理カウンセラー
NHKカルチャー/朝日カルチャー/よみうりカルチャー
中日文化センター/リビングカルチャー話し方講師
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恋愛や異性とのコミュニケーションは、多くの人にとってワクワクする瞬間でもあり、同時に緊張感がつきものです。
特にあがり症の方にとっては、好きな人の前での緊張がより一層強まり、自分の気持ちを上手く伝えたり話したりすることが難しくなることもありますよね。
そこで、そんな緊張を乗り越えるための実践的な方法をご紹介します。
好きな人との素敵なコミュニケーションを楽しむためのアドバイスを、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.どうしても好きな人の前で緊張しちゃう
2.初デートで緊張する人へ
3.まとめ
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1.どうしても好きな人の前で緊張しちゃう
なぜ、好きな人の前だと緊張するのでしょうか。
それは、「嫌われたくない」と思うからです。
人は、「失敗したくない」「恥をかきたくない」と思うあまり、「どう見られているかが異常に気になってしまう」ものなのです。
何とも思わない異性の前なら平気という人も多いはずで、「相手のことを大切に思っている」からこそ、緊張するのです。
決して悪いことではありません。
ただ、緊張しやすい人は、一般的に真面目で完璧主義の人が多く、「自分は人からどう見られているか?」「こう思われたらどうしよう?」と、人の目を気にし過ぎる傾向にあります。
実力以上のものを見せようとするとプレッシャーが大きくなり、余計緊張感が高まります。
あまりいい格好をしようとせず、ありのままの自分をさらけ出してみましょう。
その結果、上手くいかなかったとしても、その人とはもともと相性が良くなかったのかもしれません。
「ありのままのあなたでOK」と言ってくれる人が、きっと現れます。
2.初デートで緊張する人へ
「会話がぎこちなくなってしまわないかが心配」「沈黙が怖い」という人も多いでしょう。
しかし、初デートで最も嫌われるのは、ぎこちないことでも、沈黙が続くことでもなく、「一方的に話す」こと。
人は、自分の話をまくし立てる人より、自分の話をじっくり聞いてくれる人に好意を持ちます。
相手の目を見て、話をよく聞き、あいづちを打ちましょう。
話が途切れた時は、「お休みの日は何をしていますか?」「旅行は好きですか?」などの質問をしてみてください。ただし、聞きっぱなしはNGです。
特に初デートでは、会話を盛り上げ、「また会いたい」と思わせましょう。
(会話が続かない例)
「お休みの日は何をされていますか?」
「家にいます」
「そうですか・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
お互いに会話を続ける気がなく、自分に興味がないと思われても仕方ありません。
出典元:青年期における対人不安・緊張の構造 – 横浜国立大学
1.会話を盛り上げるためのキーワード:シタシキナカ
シ:趣味の話
タ:旅の話
シ:仕事の話
キ:気候(天気)の話
ナ:仲間(友達)の話
カ:家族の話
さらに、聞きっぱなしではなく、「オウム返し+1」で話を膨らませます。
(会話が続く例)
「お休みの日は何をされていますか?」
「普段は家でのんびりしていることが多いのですが、たまには体を動かしたいなぁ、と」
「家でのんびりもいいですが、運動もいいですよね。学生時代は?」
「昔はテニスをしていました」
「テニス!僕もですよ!今度一緒に行ってみましょうか」
相手の言ったことをそのまま返すと、相手は自分の意見を受け入れてくれたと感じます。
2.初デートで気をつけたいネタ
① 思想的、政治的、宗教的な話:
初デートでは相手の個人的な信念や価値観を深く掘り下げることは避けたほうがよいです。
これらのトピックは人によって感じ方が異なり、感情的な言いあいに発展する可能性があります。
相手の意見を尊重することが大切ですが、デートの初めからこれらの話題に触れると、場の雰囲気を悪くしてしまう可能性があります。
② 他人の悪口、不平不満:
初デートはお互いの良い面を知るための場であって、他人の悪口や不平不満を言うことは相手に悪い印象を与えることになってしまいます。ネガティブな話題は避け、ポジティブな雰囲気を大切にしましょう。
③ 場違いな話、専門的な話:
初デートではお互いの共通の興味や趣味を見つけることが大切です。
専門的な話題は相手が興味を持っていない可能性がありますし、場違いな話題はデートの良い流れを損なってしまうことがあります。
④ 自慢話:
自慢話は相手に対して傲慢に見えてしまうことがあり、相手の恋心を失わせてしまうかもしれません。
自分をアピールするのは良いですが、相手との対等なコミュニケーションを心掛けることが大切です。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
緊張することは誰にでもあることであり、特に好きな人の前ではあがり症の影響を受けやすいかもしれません。
しかし、緊張ばかりにフォーカスせず、異性とのコミュニケーションを楽しむ気持ちが大切です。
デート前に深呼吸やリラックス法を取り入れ、自分を落ち着かせてみましょう。
そして会話や行動は、相手のことを思って共通の話題を探してみたり、相手の話に真剣に耳を傾けたりしてみましょう。
あがり症の影響を軽減するためには、自分を受け入れることが大切です。
好きな人の前で緊張するのもまた自分ですし、自然体でいることが一番の魅力です。緊張しない自分を見せようとすることは、自然体とはいえません。
完璧を求めず、失敗を恐れないで、心地よいデートを楽しんでください。