あがり症、緊張の悩みって芸能人には関係ない?
いえいえ、有名な芸能人の中にも、あがり症・緊張で悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。
私も、芸能人の方で言えば、カラテカ矢部さんのあがり症克服、オードリー若林さんやトレンディエンジェル斎藤さんの人見知り克服指導をさせていただいたり、「あさイチ」「ごごナマ」「ZIP!」「まる得マガジン」「スター★ドラフト会議」など、テレビ出演も行い、多くの芸能人のみなさんの前であがり症についてお話をさせていただいてきました。
そのたびに、あがり症・緊張は、どなたにとっても起こりうる、ごく身近な症状なのだと改めて思っています。
芸能人の方でもあがり症に悩んでいる方がいて、そして克服のために努力されていることを知るとなんだかホッとしませんか?
自分だけが特別じゃない、そして頑張ればあのように人前で話しができるようになるのか!と勇気づけられたしますよね!
そんな、芸能人とあがり症・緊張に関する情報を、私、鳥谷朝代からお届けします。
<目次>
1.芸能人もあがり症・緊張で悩んでいる!
2.元SMAP中居正広さんも実践している「あがり克服法」とは
3.ホンマでっか!?TVでおなじみ武田邦彦先生も元あがり症!
4.芸能人と赤面症・手の震え
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1.芸能人もあがり症・緊張で悩んでいる!
みなさんは、「あがり症」に対してどのようなイメージを持たれていますか?
・性格的におとなしくて地味
・人間嫌い
・精神的に病んでいる
・打たれ弱い
・頼りにならない
主にこんなイメージでしょうか?
私は全く逆のイメージを持っています。
大勢の人前では苦手意識があるけれど、1対1の面談や接客は普通にこなせるし、日常生活を送る分には何も問題はない。
あがり症克服協会のレッスンにいらっしゃる方も、切羽詰まってはいるけれど、見た目にはあがり症には全く見えない方ばかりです。
むしろ得意なように見えるので、「結婚式でスピーチしてください!」「セミナーの講師をお願いします!」などと気軽に頼まれてしまう。
やってあげたいのは山々だけど、できない…。
人前に出るのが得意そうな自分と、改まった場面ではあがってしまう自分…人知れず、そのギャップに苦しんでいる人が多いように思います。
実はキラキラと輝いて見える芸能人の方でもあがり症に悩まれている方はたくさんいます。
私がテレビやラジオ出演させていただく機会のときには、タレントさん、パーソナリティさんも、実は本番前はみなさん緊張されています。
見た目はそんな風には見えませんが、人前で話すことが仕事である芸能人の方、これまで共演したタレントさんも、口を揃えて「緊張します」とおっしゃいます。
あがり症は普段の性格や見た目ではわかりません。
平気そうに振る舞っているように見える人も実は緊張しているのかもしれません。
日本人の80%~90%の人があがり症だと言われています。
私の感覚では、95%以上の人があがり症です。
仕事柄、知人、友人に「人前で緊張しますか?」と聞いているのですが、「緊張しない」と答える人を探すほうが難しいのです。
80%の人があがり症、芸能人もあがり症・緊張で悩んでいる人がいる、と聞くと少し安心しませんか?
芸能人の方だって、人の子なんですね。
2.元SMAP中居正広さんも実践している「あがり克服法」とは
ある番組で、視聴者よりこんな悩みが寄せられました。
「私は極度のあがり症です。
子どもの頃から人前が苦手で、何か発表するときに、声が震えたり、手足が震えたりして辛いです。
芸能人の皆さんは、人前に出る時に緊張しますか?
緊張を克服するためにどうしていますか?」
これに対して、歌手の前川清さんは、「歌う前に精神安定剤を飲むんですよ」と、自身のあがり症を告白。
ステージでマイクを手に取ると「本番でうまく歌いたい」というプレッシャーにより緊張するため、40年以上にわたって毎回欠かさず薬を服用することをカミングアウトされました。
一方、元SMAPの中居正広さんは、「僕はこう見えて、すごく準備する」。
芸能人の中でもトークの達人に見える中居さんも、実は本番前には台本をしっかり読み込み、びっしりとメモを書いていることは有名ですよね。
常に数パターンの流れをシミュレーションした上で番組に臨んでいると言うことでした。
また、結婚式のスピーチを例に上げて、こんなアドバイスも。
「スピーチに対して良い評価を求めたら緊張する。
明日のあいさつは『良いこと』を言うのではなく、そいつのために『おめでとう』という気持ちがあれば、噛もうが、話がグズグズになろうが大丈夫。
そこで俺がもし、『元SMAP・芸能人の中居』として行ったら、面白い話もしないといけない。
『評価のため』に行くと思ったら、緊張すると思う」。
準備をしっかりする。努力を惜しまない。
そのうえで、「周囲からの評価」のためではなく、「相手のために」話す。
中居流「あがり克服法」は、プロの芸能人だけでなく、どなたにでも使えそうですね!
3.ホンマでっか!?TVでおなじみ武田邦彦先生も元あがり症!
あがり症克服協会の活動にご賛同いただき、当協会名誉顧問でもある武田邦彦先生。
本職は大学教授でいらっしゃいますが、各種メディアで芸能人に引けを取らないご活躍をされています。
そんな武田先生が、『ホンマでっか!?TV』で、あがり症克服協会の講座をこのようにご紹介くださいました。
「同じ悩みを持つ人が通う教室が良い。1人で治療するのとでは効果が全然違う」
あがり症克服協会の生徒さんの様子にも触れ、「まったく話せなかった人も舞台で堂々話せるようになる」と芸能人のみなさんがいらっしゃる前で太鼓判を押されて、ホンマでっか!?TVを通じて、あがり症で悩んでいる方に克服方法があることを知っていただけるきっかけとなりました。
(『ホンマでっか!?TV』でご紹介いただいたときの詳細はこちら。)
実は、武田先生も元あがり症です。
世間の常識を一刀両断、真実を舌鋒鋭く語っている現在の姿からすると信じられないかも知れません。
しかし若い頃は体が弱く、神経質で緊張しやすいタイプだったため、常に失敗を恐れて人前でもひどくあがっていたそうです。
そのようなご経験もあり、あがり症克服協会の活動にも賛同いただきました。
(名誉顧問 武田邦彦先生についてはこちら)。
初めからあがらない人であったわけではありません。
「どうしたら先生のようにあがらず話せるようになりますか?」と質問されることもあるそうです。
そのときにはこう答えるそうです。
『よく、あがる人に対して「緊張なんかしなくていい。相手はジャガイモか何かだと思えばいいじゃないか」などと言う人がいますね。しかし、私は人前であがらずに話す方法とは、そのような単純な理屈で解消されるものではないと考えています。なぜあがるのか、どうしたらあがらずに話せるようになるのか。それを探るためには、まず自己分析が必要です。』
武田邦彦先生は、あがり症克服協会主催で毎年のように行うトークショーにて、このような話をよくしてくださいます。
その上、軽妙で楽しいトークで、目の前にいるあがり症で悩む人にとても勇気と元気を与えてくださいます。
人知れずあがり症で悩んだ時期があったからこそ、おひとりおひとりのあがり症の方に対して、とても説得力のあるお話をしてくださいます。
4.芸能人と赤面症・手の震え
テレビを観ていると、顔を赤らめる芸能人の方を見かけたり、手が震える方をみかけたりします。
特には緊張で涙を流している方も。
そういったとき、場の雰囲気がどうかというと、非常に温かい目で見つめられていることが多いんですね。
優しさとは想像力だと思うのですが、その想像力を働かせるにも自分の体験があると、より現実味を持って自分のことのように相手を気遣うことができます。
多くの芸能人の方は、デビュー当時は今よりもきっと多くの緊張感のなかにいたことでしょう。
とにかく、厳しい世界です。
あがる・緊張するということは、本気で取り組んでいるということです。
決して適当に済ませようと思っているわけではありません。
そのプレッシャーの中、TVカメラが回っている中、緊張しながらも自分の役割を全うしようとしている姿を見て、応援しようと思うのは自然な心情なのかも知れませんね。
芸能人の方は一般人に比べて、もしかしたら少しだけ緊張との付き合い方が上手なのかも知れませんね。
自分に対しても、他人に対しても。
緊張をゼロにするのではなくて、緊張を力に変える。
これは、あがり症克服協会の考え方と完全に一致する考え方です。
どんなジャンルのテレビでも、きっとあがり・緊張と戦っている芸能人の方はたくさんいらっしゃいます。
そんな目でテレビも見てみると、芸能人の方、そして緊張との付き合い方も、もっと身近なものに感じられることと思います。
集中力やパフォーマンスを発揮するために、緊張は決して、悪ではありません。
みなさん誰しも、あがり症を克服し、それぞれの人生でキラキラ輝いていける才能を持っています。
私はそういう信念を持ちながらお一人お一人にレッスンをさせて頂いています。

