一般社団法人あがり症克服協会 代表理事 鳥谷 朝代
株式会社スピーチ塾 代表取締役
人見知り克服協会 代表
心理カウンセラー
NHKカルチャー/朝日カルチャー/よみうりカルチャー
中日文化センター/リビングカルチャー話し方講師
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「初対面の人と話すのが苦手」「人前で話すときに緊張してしまう」――そんな経験をしたことがある方は多いかもしれません。
社会生活において多くの人が抱える悩みであり、自己表現や人間関係構築においての”壁”となるテーマです。
初対面の人とのコミュニケーションや公の場での発表に緊張を覚える方は少なくありません。
このコラムでは、あがり症と人見知りの特徴や原因、克服方法についてお伝えしていきます。
より豊かな人間関係と充実した社会生活を築くためのヒントを見つけていただけましたら幸いです。
目次
1.人見知りとは?あがり症と違うの?
2.人見知り克服のためには
3.まとめ
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1.人見知りとは?あがり症と違うの?
あがり症とは、人前で自分の意見や感情を表現する際に、緊張や不安を感じ、上手く話せない状態のことをいいます。
この症状は、発表やプレゼンテーション、面接など、さまざまな場面で現れることがあります。
一方で、人見知りとは、初対面の人を相手にするときや人間関係の範囲が狭い場面でも、自己を閉じ込めてしまう性格の傾向のことをいいます。
どちらも、人間関係や社会生活においてストレスを引き起こすことがあります。
あがり症の原因は人によって異なりますが、一般的な要因としては、過度の自己評価や他者の評価への過剰な気遣い(自意識過剰)、トラウマなどが挙げられます。
過去に失敗した経験からトラウマが生じ、それが引き金となって新たな場面で緊張が高まります。これを予期不安といいます。
また、周囲の期待や評価に対して過度なプレッシャーを感じることで、思考が停止することがあります。このような状態になると、本来の自分を表現できずに悪循環に陥ります。
人見知りは、幼少期の環境や家庭の影響、社会的な経験などが影響を与えるとされています。
例えば、幼少期に友人関係や集団の中で受けたイヤな経験が、人見知りの原因となったり、「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える力が弱いために、新しい人間関係を築くことに消極的になり、結果的に自己の世界に閉じこもってしまったりします。
人見知りの場合、新たな人間関係を築くチャンスを逃してしまうことで、孤立感を感じていきます。
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2.人見知り克服のためには
では、あがり症と人見知りを克服するためにはどうすれば良いのでしょうか?
まず、自分のことを理解することが大切です。
自分がなぜあがってしまうのか、なぜ人見知りなのかを冷静に考えることで、その原因に気づくことができます。
たとえば、同じように緊張したとしても、それをずっと引きずる人と、こんなもんかなと割り切る人といます。
自分の思考グセはどんなだろう?自分の強みや長所はなんだろう?と見つめ直し、自己評価を適切なものに整えることです。
また、他の人とのコミュニケーション能力を向上させるために、積極的に社交的な場に参加することも効果的です。
初対面の人との会話に抵抗がある場合は、趣味や興味、あるいは同じ悩みを共有できるグループに参加すると打ち解けやすいです。
そして、プレゼンテーションや面接などの緊張する場面に慣れるために、本番リハーサルを重ねることです。これをやることで自信がついていきます。
これらを取り組み続けるには、決して自分ひとりではできません。
同じように人見知りやあがり症で悩む人との交流、周囲の理解とサポートも大切です。
励まし合うことで、精神的な負担(不安や緊張)を軽減することができます。
出典元:保育所保育指針 – 厚生労働省
3.まとめ
あがり症と人見知りは、多くの人が抱える悩みですが、今の自分を理解することと、他の人とのコミュニケーションや周囲からのサポートを受けることで、克服していくことが可能です。
人見知りで悩む自分を否定せずに受け入れて、少しずつ前向きな変化を遂げていくことが大切です。
同じ悩みを持つ人と交流したり、かつてあがり症や人見知りですごく悩んでいた人が克服していることを知ると、「自分にもできる」「きっとうまくいく」と思える力が育っていきます。
豊かな人間関係と充実した社会生活を築いていけるように前向きな努力を続けていきましょう!

