あがり症の3大原因と、あがり克服法5つのポイント

2015.09.16

「挨拶、発表、自己紹介と聞いただけで心臓がドキドキする」
「朝礼やプレゼンなど改まった場面では、しどろもどろになる」
こうした「あがり体験」は誰もが一度は経験したことがあるはず。


実は、日本人の8~9割以上が人前で緊張すると言われています。
日本だけでなく、欧米人にとっても、「最も恐ろしいのはパブリックスピーチ」という人も少なくないのです。

1、どうしてあがってしまうのか?

次の順位は、「どんな時に緊張しますか?」というアンケート結果です。

  • 大勢の前でスピーチをするとき……82.2%
  • 初対面の人に会うとき……36.5%
  • 新しい職場や仕事をするとき……35.6%

 

大勢の前でスピーチをするときに緊張するという人が最も多いのは、ほとんどの人にとってそれは「非日常シチュエーション」だからです。

100人、200人の改まった場所で話すことは、一生のうちにそうあることではないので、緊張するのは当然のことです。

では、単純に聞き手の人数が少ないときは緊張しないのでしょうか?

そうではありませんよね。

聞き手が数名の場合でも、あがることがあります。

それでは、私たちはどのような状況や理由であがってしまうのでしょうか。

 

 ① 場慣れしていないから

一度のきっかけで人前に出るのが怖くなり、同じような場面を避け続けてしまうため、場慣れしていない人がほとんどです。

「人前で緊張する」という人に、「これまで人前で何回スピーチしたことがあるか」と尋ねてみると、ほとんどないことが多いのです。

「やったことがなければ緊張する」

当然のことなのですが、人前で恥をかきたくない、人に弱みを見せたくないという気持ちが無意識に働いてしまうのが、緊張しやすい人の特徴です。

 ② プレッシャーを感じるから

知らない人の前よりも、知っている人の前、特に会社の上司や同僚、部下の前だと緊張してしまう人が多いのは、仕事などの評価に直接響いてしまうためです。

たとえば、私の講座の受講者の方には、学校の先生も多いのですが、児童・生徒の前ではまったく緊張しないのですが、父兄参観になると途端に緊張するとおっしゃいます。

話す内容が同じでも、対象や状況が違うとき、また人の評価が気になるときなどは緊張感が増すのは当然のことです。

 ③ 準備・練習不足だから

当然ですが、内容に自信がないと不安が増します。

しかし、緊張しやすい人に限って、準備・練習をしない人が多いのも事実。

「練習すると、当日の場面を思い出して、かえって緊張しちゃう……」

「内容を考えていくと、頭が真っ白になってしまったとき困るから、できればノープランで行きたい……」

気持ちはわかりますが、これでは永遠にうまく行かないですよね。

 

上記のようなシチュエーションであがってしまうのですが、では、緊張する人の特徴と原因は何でしょうか?

緊張の原因は主に3つあります。

 

2、あがり症の3大原因

 ① 自意識過剰グセ

「自分が見られている」と過剰に意識する人です。
「手元が注目されている」と感じると、書痙などの症状が出やすくなります。

 ② ええかっこしいグセ

「失敗したらどうしよう」「恥をかきたくない」「自分をよく見せたい」と思う人です。
そのこと自体は悪いことではありませんが、あまりにもそういった意識が強すぎると、過剰な緊張につながります。

 ③ 逃げグセ

「どうやって話の内容を伝えるか」ではなく、「どうやって逃げるか」を考える人です。
逃げグセがあると、克服が難しくなってきます。

では、あがり症を克服するにはどうすればよいのでしょうか。

日常生活の中で、また、本番直前にも行える「あがり解消法」をご紹介します。

 

3、あがり克服5つのポイント

1. 体をリラックスさせる

あがり症の人のほとんどの方は、身体、特に上半身に力が入ってしまっています。
これでは思うように声が出せず、手足も硬直し震えてきてしまいます。
首や肩を回すなどの簡単なストレッチで結構ですので、日常的に体をほぐしてみてください。
もちろん、本番直前のストレッチも効果的です!

2. 腹式呼吸で声の震えを軽減

息を吸った時に横隔膜を広げてたくさんの空気を取り込むのが腹式呼吸。
人前でスピーチする時は、この腹式呼吸を取り入れた腹式発声を行ってみてください。
あがっていると息が浅くなりがちなので、本番中は意識してゆっくりと呼吸してみるだけでも冷静さを保てるはずです。

3. 動画を録って“実際の自分”を確認する

スピーチする内容が決まったら、実際の姿をスマホなどで録画し、客観的に自分がどう映っているかを知っておくのがオススメ。
最初は見たくないと思いますが、見てみると思った以上に出来がよく、自信を取り戻す人が大半です。
同時に、服装や姿勢、目線の配り方などの「見た目の印象」もチェックできるので、一石二鳥です。

4. 自分が話している目的を再確認する

あがり症の人は、「見られていて恥ずかしい、失敗したくない」という自分本意の思考が先に立ち、本来のスピーチの目的を忘れてしまうことが多いのが特徴。
誰のために何のために話すのかをしっかりと意識することで、緊張は減っていきます。

5. 毎日の“小さな成功体験”を大切に

あがり症の人の中には「人見知り」の人も多いと思います。
飲み会やパーティーに出たら初対面の人に自ら話しかける、セミナーに参加したら積極的に質問するなどの“小さな成功体験”を積み重ね、少しずつ人とのコミュニケーションに慣れていきましょう。
毎日の積み重ねが大きな成功に繋がります!

 

from : 鳥谷 朝代

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