あがり症の人は自己評価が低い人が多いので、まわりから見たら、とても上達しているのに、それを実感できない、実感しようとしない、認めようとしない傾向にあると思います。
そういう私もそうでした…。
個人的に受けているボイストレーニングの先生に、「いやー…と言うのは、クセですか?」と聞かれてしまったことがあります。
せっかく褒められているのに、「いやー、そんなことないです。」
上達していると言われても、「いやー、そんなことないです。すごい緊張しました。全然ダメでした。」
「今月は○回も通っていて素晴らしいですね」と言われても、「いやー、○回だけです。」等々・・・自己否定がひどいですね。苦笑
でも、ある時ふと、前はできなかったことが自然にできるようになっていることに気付いたり、以前ほど苦痛に感じなくなっているな、と変化に気付くことがあります。
講師になってから、自分のような生徒さんに出会って、こちらは本心から褒めているのだから、そんなに否定するなんてもったいないな~と思うようになりました。
自分はまだまだだと思って否定するのではなく、褒められた時は気持ちよく「ありがとうございます!」と受け入れられるようになりたいですね!
まわりの皆さんの褒め言葉は、素直に受け入れてください。
褒められて調子に乗るくらいがちょうどイイと思います。
動画を録って客観的に見てみるのもお勧めですよ。
ご自身が思っているより上手く出来ていることが多いものです。
悪いところばかりに注目するのではなく、良いところを認めて、褒めてあげてください!
受講生の方がこんなことをおっしゃいました。
「料理教室に通っているのですが、教室の後、家でも復習をしています。
やればやっただけ上達するという実感があって楽しいです。」
スピーチも同様、やればやっただけ、必ず上達するものです!
生徒さんの中でも、数回の受講で変化を実感し、自信をどんどんつけて劇的に変わっていく方もいます。
「褒められたら調子に乗り」ながら、自分を、そして人前をますます好きになりましょう!
From:伊藤真美