あがり症克服協会 daisukeです 🙂
オンラインであがり症克服個人レッスンを行いました‼
個人レッスンとは、60分のカウンセリングと個別指導を行うことにより、各々の緊張の悩み、症状を確実に改善へと導く講座です✨オンラインはZOOMを使って行っています💻
1.社会不安障害とあがり症
社会不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)とは、人前で何かをする時に不安や恐怖を感じることで、次第にそのような場面を避けるようになる病気です。
今回ご受講頂いた方は、緊張したときの手の震えがひどく、人前で手を使う場面を避けるようになっているため、克服して積極的な人生を歩んでいきたいという思いでご受講くださいました。
手の震えが気になる場面として、特にお茶出しをあげられました。
現在は仕事ではお茶出しする機会がなくなったものの、友達など仲間内でお茶会をするときにお茶出しすると手が震えてしまうため、どうしてもお茶出ししないで済むよう消極的な立ち居振る舞いになってしまうそうです。
緊張しない場面では手の震えが気になることはないとのことから、緊張時の対策・トレーニングを行うことで手の震えを治していくことができます。
今回の個人レッスンでは手の震え克服に特化して講座を進めていきました。
2.社会不安障害の克服
あがり症、緊張、手の震えというと、メンタル的な原因が多くあると捉えられがちですが、もちろんその要素もありますが、これまで手の震えで悩まれている方をレッスンさせていただいた経験則によりますと、半分は体が原因になっている場合が多いです。
震えやすい持ち方、震えにくい持ち方というのがあります。
そのため、まず震えない体の使い方の基礎をまずトレーニングします。
その根幹となるのが、「姿勢」です。
「手が震えないようにお茶を運ぼう」と思うと自然と体が縮こまってきますね。
気づいたらガチガチの体になっていることが分かると思います。
怖さが怖さを呼び、このような状態になりますが、震えない姿勢の基本は、「壁立ち姿勢」です。
かかと、お尻、背中、後頭部を壁を背に一直線につけて(肩の力は抜いて)、そこからそのまま一歩前に出てみてください。
お茶出しするときも、基本はこのときの姿勢です。
背筋を伸ばして堂々とした方が、安定します。
今回の生徒さんも、お茶を運ぶ時の縮こまった姿勢には自覚がありました。
「いい姿勢をした方が震えないとは思っていませんでした!」とは生徒さん。
カラダの使い方であがり症を克服できるということがまずあまり知られていませんからね。
「場面を避ける」という言葉が社会不安障害のキーワードですが、まずは姿勢から「立ち向かう」姿勢に正します。
3.腹式呼吸で震えにさようなら
そして、一番重要なポイントが腹式呼吸です。
手の震えを止めようと手先に力を入れこむのは全くの逆効果です。
お茶を運ぶときに一番力を入れるのは、丹田周辺の腹横筋です。
腹横筋の力で体幹をしっかり支えて、手先は出来る限り力を抜く持ち方が一番の震えない持ち方です。
お茶を差し出すような一番緊張を感じていた場面では、息を吐きながら差し出します。
そのとき、震える手を嫌って手だけ遠ざけるように手だけ伸ばすのは震えの原因になります。
移動は全て、お腹中心です。
お茶を差し出すときも、まずはお腹から動き出します。
お腹でしっかり動けるようになると、自分でもびっくりするぐらい震えがなくお茶出しが出来るようになります。
逃げれば逃げるほど怖くなるのが社会不安障害の特徴です。
しかし場数だけ踏めばいいかというとそういうわけでもなくて、失敗体験を繰り返すことで余計怖くなります。
そこに社会不安障害克服の難しさがあります。
その負のスパイラルから抜け出すには、震えない体の使い方・お茶出しの仕方を学ぶことがまず大切です。
「お腹に力を入れると手が震えないというのは目からウロコでした!治らないと思っていた震えが克服できそうで楽しみになってきました!」と最後は明るい表情になりました。
逃げ続ける人生を終えようと、今回ご自身の震えの症状克服に真正面から向かい合った時点で、半分は克服されています。
今日を境に、避ける・逃げる人生からの転換となりましたね。
社会不安障害(社交不安障害)にお悩みの方、緊張による症状はトレーニングで克服していくことができます。
苦しい方は1人で悩まず、症状を放置せず、ぜひ相談してください。
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