あがり症克服協会 認定講師MIYAKIです。
名古屋校のワークショップを開催しました。
ワークショップでは、毎回、ストレッチ、呼吸法、発声法などあがりにくい身体づくりのトレーニングを行った後、実践のスピーチ訓練を行っています。
できるだけ受講生参加型のワークショップとなるように、今回は、ストレッチのリードを受講生のIさんにお願いしました。ストレッチで身体を柔らかくすることは、あがり症克服の第一歩です。
1.ストレッチがなぜ必要か
よく運動の前にストレッチをしますが、これは関節や筋肉を柔らかくしてケガを予防するという効果を期待しています。では、日常的にストレッチを行うとはどういう意味があるのでしょうか。
身体が柔らかくなることのメリットは、基礎代謝が上がり、血行が良くなることで消費カロリーが多くなりダイエット効果があること、そして重要なのは、心と身体をリラックスさせて緊張を解きほぐす効果があることです。
人前でのスピーチの前には、腹式呼吸とともに、ストレッチをしていただきたいのは、そのためです。
2.「肩甲骨はがし」とは
ワークショップでは、上半身と首、手首、足首の3つの首を中心にストレッチを行っています。特に肩甲骨の周りは重要です。
肩甲骨は背中の6種類の筋肉によって上下、前後、左右から引っ張られることで安定した位置を保っている骨で、それらの筋肉が硬くなったり、バランスが崩れると姿勢が悪くなり、身体が歪んだ状態になります。これが肩こりや猫背、巻き肩の原因ともなります。
また、肺機能にも影響があり、呼吸が浅くなってしまう原因にもなるため、あがり症克服の重要なメソッドの腹式呼吸もしづらくなります。
このように重要な肩甲骨の周りの筋肉を柔らかくするストレッチは「肩甲骨はがし」と呼ばれています。
3.ストレッチを行う上での留意点
効果的にストレッチを行うためには、次のように留意していただきたい点があります。
①一日の回数を決めて、毎日行うこと。
②ストレッチをしている間は、呼吸を止めずに自な呼吸で。
③ゆっくり伸ばし、ゆっくり縮めること。勢いはつけない。
④伸ばしている部分を意識すること。
⑤限界まで伸ばさずに、八分くらいのところで止める。
といったことです。
私は、毎日風呂上がりに行うよう心がけています。また、ストレッチポールの上に仰向けで寝て、腹式呼吸を何度か繰り返しています。これはダブル効果があると思っています。皆さんもいかがでしょうか。
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