一般社団法人あがり症克服協会 代表理事 鳥谷 朝代
株式会社スピーチ塾 代表取締役
人見知り克服協会 代表
心理カウンセラー
NHKカルチャー/朝日カルチャー/よみうりカルチャー
中日文化センター/リビングカルチャー話し方講師
※出版実績はこちら。
※メディア出演情報はこちら。
日本語で「内向型」「内気」「人見知り」「シャイ」という言葉は似ているようで、それぞれ異なるニュアンスを持っていますよね。
これらの言葉は、性格や社交性の側面を表現する際によく使われますが、それぞれの言葉が指し示す意味合いの微妙な違いを、ここでは掘り下げてみたいと思います。
目次
1.内向型(Introverted)
2.内気(Timid)
3.人見知り(Shy in social situations)
4.シャイ(Shy)
5.まとめ
【PR】★人見知りの人必見!30ステップで人見知りさんがどこでもラクに過ごせるようになる★
1.内向型(Introverted)
内向型とは、一人の時間を大切にする性格の特徴です。
内向型の人は、人がたくさんいる場所にいるとエネルギーがすぐになくなってしまい、一人でいる時にまた元気を取り戻すことができます。
内向型の人は深く考えたり、自分自身を見つめ直す時間を重要視したり、静かで落ち着いた場所を好んだりすることが多いです。
内向型の人が社交的ではないわけではありませんが、本当に意味のある深い話をすることを大切にするため、人数は多くなくとも質の良い人間関係を築くことに力を入れる傾向があります。
内向型の人は、人がたくさんいる場所や、活発な行動が求められる場面での対応が課題です。
【PR】★本気であがり症・人見知り克服したい人必見!鳥谷朝代の15日間「あがり症克服」無料メールセミナーはこちら★
2.内気(Timid)
内気とは、人と話すときやグループの中で自分を表現することに苦手意識を持つ性格のことです。
内気な人は、新しい環境や人との出会いに慣れるまで時間がかかります。
内気な人は通常、知らない人や未知の場所に対して、自分をオープンにするのを避け、時間をかけて徐々に慣れていきます。
内気な人は、馴染みのある環境や親しい人々の中でよりリラックスし、自分らしさを表現できるようになります。
内気な人は環境に慣れることが主な課題です。
出典元:保育所保育指針 – 厚生労働省
3.人見知り(Shy in social situations)
人見知りとは、新しい人や場所に対して、最初に感じる緊張や不安の感情のことを言います。
人見知りの人は、初めて会う人と話す時に、心配だったり緊張したりすることが多いです。
でも、時間がたつと、だんだんと落ち着いて、新しい友達と仲良くなれるようになります。
人によって人見知りの強さは違います。それは、その人の過去の経験や自分に対する自信によって変わるからです。
また、その時々の場所や状況によっても、感じ方が変わることがあります。
人見知りの人は、新しい人との交流や未知の状況に対する不安や緊張を克服することが課題です。
4.シャイ(Shy)
シャイというのは、人と話したり、集まりに参加したりするときに、恥ずかしくなったり不安になったりすることです。
シャイな人は、他人との直接的な対話や社交的な場面で、恥ずかしさや不安を感じる傾向があります。
注目されることに敏感で、批判や否定的な評価を受けることを極端に恐れます。このため、自己表現を控えめにし、他人の前で自分を隠すことが多いです。
また、深い対話や意味のある人間関係を大切にすることで、自信を築くことができます。
シャイな人は直接的な人間関係の中での自己表現が課題です。
5.まとめ
「内向型」「内気」「人見知り」「シャイ」という4つの異なる性格特性について解説しました。
内向型の人は一人の時間を大切にし、内気な人は新しい環境に慣れるのに時間がかかる傾向があります。
人見知りの人は新しい人や場所に対する初期の緊張を感じやすく、シャイな人は社交的な場面での恥ずかしさや不安に苦労します。
これらの性格の違いを知ることで、自分や他人のことをもっと深く理解できるようになります。それによって、お互いの関係をスムーズにし、上手に付き合っていくのに役立ちます。
また、各性格にはそれぞれの課題を記述しましたが、これを理解して支えあうことで、より良い人間関係を築くことができます。