あがり症克服協会 認定講師MIYAKIです 。
名古屋校のワークショップを開催しました‼
限られた時間ではありますが、できるだけ実践形式でスピーチのトレーニングができるように心がけて進めています。
当日は、受講生の皆さんに、開始早々の「いきなりスピーチ」、「自己紹介の練習」、「フリースピーチ」に取り組んでいただきました。
今回のブログでは、「あがり症でもできる自己紹介」を取り上げます。
1.自己紹介は何のために
皆さんはこれまでも様々なところで自己紹介を経験されてきたと思います。人事異動で新しい職場でのあいさつ、PTAの役員になったとき、新たなサークルに参加したときなど様々なシチュエーションが考えられます。
ワークショップ参加者の中で、Iさんは、偶然最近、人事異動の内示があったばかりで、これから新たな職場での自己紹介が必要となるということで、ちょうどいい実践トレーニングができました。自身の専門分野、これまでの社内での経歴などを簡潔にまとめられて、ベテ生らしく落ち着いた語り口で、、申し分のない自己紹介でした。
自己紹介といえば、その内容、長さ(時間)、語り方は、シチュエーションによって使い分ける必要がありますが、まずは「自分のことを知ってもらい、今後組織、グループの中に受け入れてもらう」というのが第一の目的です。
あがり症の人にありがちなのは、できるだけ短く、さらっと済ませてしまうことです。十分時間があるのに「○○の○○です。」といった名前だけというのは自己紹介の目的を達したとは言えません。せっかくの自己アピールの機会が与えられたのに、もったいない話です。
2.好印象を与える自己紹介
「人は第一印象が大切」と言われますが、どうしたら好印象を与える自己紹介ができるようになるのでしょうか。
自己紹介に盛り込む内容としては、仕事のこと、趣味、家族のこと、出身地、出身校など伝える相手によって選ぶ必要があります。限られた時間の中なので、あれもこれも言おうとすると散漫になって、印象に残らないものになってしまいます。
例えば「趣味」について語るなら「映画鑑賞です」で終わるのではなく、「ジャンルとしてはSFが好きです」とか「○○という役者が好きです」まで伝えれば、聞き手の中に同じ趣味の人が現れるかもしれません。これがきっかけで新たな人のつながりが生まれるかも。
また、第一印象で大切なのは、態度、姿勢、表情です。下を向いてもじもじしていたり、逆にふんぞり返って尊大な態度では、良い印象を与えることはできません。堂々と胸をはって笑顔で、はっきりした声で語りかけるようにしたいものです。
3.自己紹介にも準備が不可欠
自己紹介は短い時間だからといって、何も準備をせずに行き当たりばったりの姿勢では、途中でしどろもどろになったり、言いたいことが相手に伝わらないなど、十分に目的を達することはできません。
自己紹介の持ち時間が30秒なら何を中心に語るか、1分なら何と何を語るか、シチュエーションに合わせていくつかの内容を組み合わせることができるように、日ごろから準備しておく必要があります。そうすれば突然の指名にも臨機応変に対応できるようになります。
ワークショップでは、自身のあがり症体験と克服への意気込みを自己紹介で語られる方がよくあります。まとまった時間のスピーチだけでなく、短時間に自己表現できる自己紹介の成功体験を積み重ねることで、あがり症が改善するものと信じています。
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