あがり症克服協会公認講師kobaです。
NHKカルチャー名古屋教室で「あがり症・話ベタさんのスピーチ塾」を行いました。
あがりを克服する6回のカルチャー教室の第5回目です✨
もちろん途中参加もOKです。
1.あがり症のための準備とは
例えば山に登るときは服装や靴、持ち物を選んで万が一予定通りでなくても下山できるように準備します。
海外旅行に行くときも着替えや洗面道具、機内で快適に過ごすためのアイマスクや耳栓・・・スーツケースを満杯にして準備する方もたくさんいらっしゃると思います。
では、あがり症だった私があがり対策として準備していたものは何だったでしょうか?
人前で話をするんだから準備は原稿を書いたり、その原稿を読んだりすることが準備じゃないの。
実はそんなことはしていませんでした。
ひたすらドキドキして明日の心配をしていた。
もちろん失敗をしたくないので原稿は用意しましたが、声に出してするような練習をしてはいませんでした。
ではどんな対策をしたか。
それは、薬です。💊
薬は2種類あって、一つは毎日朗らかになる薬。これは毎日飲んでました。
段々陽気になって性格が変わっていきます。
もう一つはどんな状況でもリラックスする薬。こちらは人前でスピーチをする2時間前に飲んでました。これを飲んでいれば国会で証人として呼ばれても堂々と話せたんじゃないかと思います。
リラックスする薬を飲んでいるときはどんな状況でもドキドキすることなく話せたので心強い味方でした。
私は今、どちらの薬も飲んでいませんが、あがり症の人が快適に過ごすために薬の選択肢はあると思っています。
ただし、薬を飲んでも人前でのスピーチが上手くなることはありません。また人前で話ことが楽しくなることもありません。
そのためには、人前で話す練習をする必要があります。
練習をするためには、あがり症克服協会のワークショップやカルチャー教室にお越しください。また、薬は一度飲み始めるとやめるのも大変なのでまだ飲んでない方は、まず教室にお越しください。
この薬の体験はまた別の時にお話をしたいと思います。
2.あがり症の人がするスピーチの準備とは
登山の準備の話をしましたが、夏に環境の整った山に登るときは、連れて行ってくれる人に教えてもらって道具をそろえ準備していけばいいでしょう。
春や秋に単独で山に登る人は登山靴や着替えを用意するだけでしょうか。
おそらく、単独で登ってもバテて動けなくなったりしないように体を鍛え、道に迷わないために地図の読み方を覚えたりしているのではないでしょうか。
あがり症の人が人前で過度の緊張をせずにスピーチができるようになるためのトレーニングとはどんなことでしょうか。
3.あがり症のトレーニング
例えば、結婚披露宴のスピーチ。
全部自分の頭で組み立てて、自分の言葉で話すのは大変です。
でも、披露宴の祝辞というのはパターンがあります。
例えば主賓なら
只今ご紹介にあずかりました××です。
新郎・新婦・両家に対する祝福。
自己紹介
新郎又は新婦の良さを表すエピソードの紹介
二人に対する激励の言葉
以上を持ちまして・・・・おわり。
親族代表なら
本日はお暑い中、若い二人のために・・・
ご指導ご鞭撻のほど・・・
他の懇親会でも披露宴ほどはっきりしていなくても、集まりの挨拶スピーチにはパターンがあります。
大変なプロジェクトが終わってその打ち上げなら、
参加してくれたプロジェクトメンバーに対する感謝の言葉
自己紹介(プロジェクトでの自分の役割)
プロジェクト中のエピソード
次のプロジェクトへの期待
以上を持ちまして・・・おわり。
挨拶というのは一つパターンを覚えておけば応用が利きます。
もう一つ言えることは間にエピソードを入れると話がしやすいということです。
このエピソードは身近に起こったことを3分程度の文章にまとめる練習をしておけば役に立ちます。
これが、我々あがり症の人間が準備すべきことではないでしょうか。
もちろんほかにもすることがたくさんあります。
こういった工夫が生きてくるには、体の準備や心に準備がいりますが、それは教室でお話ししましょう。
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