あがり症克服協会公認講師kobaです。
NHKカルチャー名古屋教室で「あがり症・話ベタさんのスピーチ塾」を行いました。
あがりを克服する6回のカルチャー教室の第3回目です✨
もちろん途中参加もOKです。
1.好きなことを話しているときは緊張しない
好きなことを話しているときはめったにあがらない。
ゴルフ仲間とゴルフのことを話している。
釣り仲間とさっき釣った魚の話をしている
中学校の同窓会で昔話をする。
あがらないですね。
では、同窓会の場で、代表して挨拶をしてくれと言われたら、どうでしょうか?
強く勧められたあなたは、しぶしぶ引き受けます。
「では、同級生を代表して※※君からご挨拶をいただきます」
司会の言葉に促され前に出たあなたは、緊張しながら話し始めます。
「只今ご紹介いただきました※※です。長い年月を経てこうやって顔を合わせることができたのも。地元で頑張って準備をしてくれた○○君のおかげで・・・」
話し始めたものの緊張感が漂います。会場もざわざわしていた人が静かになっていきます。
「なに気取ってるんだ※※!」
声のした方を見ると、中学時代に仲の良かった友人が何十年か前に戻ったような顔でニタニタ笑っています。
あなたも、瞬時に時代が戻って言い返します。
笑いが起きて急に和やかになりました。
あなたはすっかり緊張感が取れて中学生に戻ったかのような口調で長く使っていなかった地元の言葉で昔話をし、世話役の○○君に礼を言って段から降りました。
2.誰の前なら緊張するのか
状況は3回変わりました。
まず、指名される前に同級生と昔話に話を咲かせていた時。
次に指名されて、壇上に上がり話し始めた時。
そして、旧友からヤジが飛んで場が和やかになったとき。
最初と壇上に上がって話し始めた時は何が変わったのでしょう。
部屋は同じです。
部屋の中にいる人も同じです。
丸テーブルに向かった座っていたあなたは、指名されて段に上り他の人と距離ができました。
さっきまで昔話に花を咲かせていた人が段に上ったあなたを見て静かになって話を聞き始めました。懐かしい同級生が、一斉にこっちを向いて「あなたの話を聞く人」に変わったのです。
では、ヤジが飛んだあとは何が変わったのでしょうか。
「あなたの話を聞く人」が元の同級生に戻ったのです。
3.緊張するあなたと緊張しないあなた
では、あなたはどう変わったのか。
最初のあなたは元同級生に囲まれて昔話に花を咲かせている人。
指名を受けて壇上に上がって話し始めたのは大人になって、苦手なスピーチをする人。
ヤジが飛んだあとは、悪たれ小僧の同級生に囲まれた悪たれ小僧です。
奇麗な服を着て市会議員になったという女性も、クラス一のお転婆娘でした。
喧嘩をして大泣きをした姿も、失恋をしたらしいという噂話もみんな知っている相手です。
今更気取る相手ではなかったのです。
もう一つあなたが楽に話せた理由があります。
それは昔話をしたことです。
同窓会では、昔話は共通の話題です。
思い出しながら話をしているあなたの頭の中では、そのエピソードがまるで映画のようによみがえったことでしょう。
その時の声や、熱気も。
聞いている人も同様に頭の中で映画のように思い出していたかもしれません。
頭の中で思い出しながら話すと緊張しにくいのです。
詳しくは教室でお話をしましょう。
講座の予定、ご予約はこちらから!