あがり症克服協会 daisukeです 🙂
福岡であがり症克服ワークショップを行いました‼
福岡は雨☔。しかし気温はそこまで低くありませんでした😌
ワークショップとはあがり症克服のための実践練習の場です✨
1.聞き手とのコミュニケーション
人前で話すときは基本的には話し手から一方通行で話す時間帯が長いですが、だからと言って聞き手を無視して話すのとは違います。
聞いてくださる方がいて、そして話す目的が必ずあるはずです。
会話のように短い時間の中での会話のやりとり=キャッチボールがあるわけではないですが、こちらからボールを投げてそれを受け取ってもらうところは会話と全く同じです。
ですので、「自分はちゃんと話せているかな…」という心配ではなくて、「あの人はちゃんと聞いてくれているかな…」ということを気にするのが本来の話し手としての思いやりです。
しかしあがり症の人はその真逆で、自分の緊張・不安が勝ってしまっているので、自意識過剰となり自分のあがり症の症状がひどくなるサイクルに陥ってしまうメカニズムがあります。
大きな声は出せるけど緊張する人は、ここのココロの動きを少し見つめなおしてみましょう。
ということで、今回の福岡教室ではそのようなお悩みの方もいらっしゃったのでレクチャーと対策練習を行いました😊
2.自意識過剰の原因は何か?
人前で話すことが決まると不安と緊張がやってきますよね。
そしてたいがいその緊張は本番でもやってきます。
しかし緊張したくない自分が心の中にいるので、他の人にも緊張に気づいて欲しくない気持ちが働きます。
緊張する自分を隠したい心理です。
前に立ち、多くの人の視線がワーッとこちらに向けられると、緊張していると思われていないだろうか…という意識が働いてきます。これが自意識です。意識が完全に自分に向けられています。
ここの対策として大きく2つあります。
ひとつは、腹式発声を鍛えて声の震えを克服すること、です。
普段の会話と同じ胸式発声では、胸の緊張がモロに声に響くので、すぐに声が震えてきます(緊張に声が負けやすいです)。
しかし腹式発声を手に入れると、緊張しても震えない声が出せるのです。
声が震えていないことを確認すると、他人からも緊張していると思われていないと思えるので、安心してきます。
これがひとつ、あがりの克服です。
もうひとつは意識を他人に注目させることです。
これは腹式発声も身につけることよりも難しいです。しかし対策がないわけではありません。
前に立ちながら自分の緊張ではなくて、他人に注目するトレーニングを行いました✨
3.他人に注目するとあがりは下がる!
「他己紹介」って聞いたことありますか❓
「自己紹介」の他人版です。つまり、他人の紹介です。
通常は2人ペアであれこれお互いのことを聞きだしてもらい、お互いに紹介するスタイルで発表してもらうのですが、緊急事態宣言が出されている今、できるだけペアワークは控えています。
そこで今回は、ひとりずつ前に出てもらって座っている人からの集中質問時間を作り、できるだけその人のことを聞き出してもらいます。制限時間2分間。
全員それが終わったら、順番に次の人の「他己紹介」をしてもらいます。
そのときに、紹介した人のことをよく観察してもらって、私に伝えてもらいます。私はその人の様子が見えないという設定で説明してもらいます。
「服装はどんな特徴があるか?」「カバンはどんなカバンか?」「何か飲み物を飲んでいるか?何を飲んでいるか?」「筆記用具はどんなのを使っているか?」「どんなメガネをかけているか?」
人前に立ちながら、他人を注目するトレーニングです。
あとで種明かしをすると、「あ、確かに緊張していませんでした!」とのご回答。
他人に意識を向けることで自然とあがりは下がることの実感をしていただけました😊
いつの発表でも他人のことを確認するわけではありませんが、「あの人はちゃんと聞いてくれているかな…」という思いやりを持っていればおのずと今回のトレーニングのように、その人がどれくらい理解してくれているかに注目することになります。そこに集中するほど、あがりは下がってきます。
カラダからのアプローチとココロからのアプローチであがり症克服をしていけます。
そしてそれは頭で考えるよりも実際にやって体感したほうが治りが早いです。
今回の生徒さんたちは大きく前進いたしました😊
福岡でのワークショップは月に1回、開催しています。
いつでもご参加可能ですので、ぜひお越しください😉
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