あがり症克服協会 理事長の鳥谷朝代です 🙂
銀座校であがり症克服のための個人レッスンを行いました‼私本人による60分完全個別指導です (^^♪
1.学生時代の本読みであがりを発症した経営者様
製造業を営まれるY様は、中学生の頃、教科書を読むときに声が上ずる経験をされたことがきっかけで、あがりを自覚されました。
大学のゼミの発表でも、失敗を繰り返し、すっかり人前が苦手になってしまったとのこと。
社長という職業柄、大勢の従業員の前で挨拶をする機会があるが、どうしても話さなくてはいけない場面では、心療内科で処方された精神安定剤を頓服している、副作用もあるのでできれば薬はやめたい…と打ち明けてくださいました。
安心してください!私も中学の国語の本読みであがりを発症し、それを克服した経験があります。あがり症克服協会の会員様の実に9割が声の震えに悩んでおり、適切なトレーニングで克服しています!「教科書読みで緊張→朗読恐怖症→極度のあがり症」は、あがり症克服協会の生徒様では最も多いパターンであり、得意分野です(*^▽^*)
まずは、「思考パターンチェック」です。Y様は人前に出るとき、必要以上に自分をよく見せようとする、いわゆる「ええかっこしい」の傾向にありました。これらをマインドセットしていきます。
また、声や話し方を聞いていると、身体の硬さ、力みにより、声が出づらくなっていると感じました。
2.特定の場面で話せない…場面緘黙症とは
ところで、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)という言葉をご存知でしょうか。
場面緘黙症とは、自宅などで家族とは問題なく会話ができるのに、幼稚園や学校、職場など、家の外や特定の場所で人と話すことができなくなってしまう症状のことです。
主に幼少期に発症することが多いとされ、人とのコミュニケーションがうまく取れないため、やがて社会生活に支障をきたしてしまいます。
場面緘黙症の治療法としては、あがり症の治療同様、認知行動療法などを用い、社会的、対外的な場面においても自信を持って話ができるように促します。
あがり症克服協会でも、認知行動療法を取り入れており、Y様の場合は、日常生活での会話はできているご様子でしたので、改まった場所や大勢の前での緊張解消、特に声の震えを治すことに重点を置くことにしました。
3.声の震え、息苦しさの原因はずばり、〇〇の仕方!
そもそも、緊張するとなぜ息苦しくなったり、声が上ずったりするのでしょうか。それは呼吸の仕方に大きく関係します。
もともと肺は自律した働きができないため、肺の周りの筋肉を使って呼吸をしているのですが、胸式呼吸法は肺の上のみを使って動かすので、息が浅くなりやすくなります。
一方、腹式呼吸は横隔膜とその周辺の筋肉を動かすことによって、強い呼吸、震えない声を作ることが可能なのです!
具体的には、胸式呼吸では横隔膜が約1.5センチしか動かないのに対し、腹式呼吸を行うと10センチ近く上下すると言われています。
吸気に換算すると、通常時は約450ミリリットルなのに対し、横隔膜を最大限動かした場合は、約3,000ミリリットル吸うことができると言われています。約7倍ですね!!
要は、腹式呼吸をマスターするのが、緊張緩和の近道だということです!
Y様も早速トレーニング開始。1回のレッスンでスムーズに発声することができるようになり、挨拶の際も声が震えることはなくなりました!これからは従業員の前でも堂々とお話しされること間違いなしです☆
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