あがり克服はスポーツ~本番であがらないコツとは?

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あがり克服はスポーツ~本番であがらないコツとは?

あがり克服はスポーツ

2021.02.15

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こんな時に人はあがりやすくなり、もう人前は嫌だぁ~と思ってしまうのではないでしょうか?

●人の視線を感じる

●責任を重く感じる

●失敗に対する不安がある

●完璧にやらなきゃと思う

●人前で字を書く

●偉い方とお話をする

●大勢の前でスピーチをする

●会議で発言をする

●自己紹介をする

生まれ持った性格だし・・・
あがりの克服なんてできるわけがない・・・と思っているのは間違いです!

「私はあがりの克服はスポーツだと思っています」

なぜならあがりをどうやってコントロールするかを試行錯誤してくことが改善に繋がるからです。
オリンピックにでも出るつもりで考えてみて下さい。どんなフォームにしたら早く走れるかな? どんなトレーニングをしたら筋肉がつくかな? 何をしたらもっと遠くに投げられるのかな?

アレコレと考え練習をします。そして試合に出て力量を試します。
上手くいく試合もあれば、どん底の試合もあるはずです。
できないから駄目だ!もう無理!と思い何もしなければそこで終わりです。どん底の時はしっかりと原因を探してまたアレコレ考えて練習です。その積み重ねこそが成功に繋がります。アレコレしたらできるのに、何もしないのは勿体ないです。
あがりの克服も同じです。

→本読みで声が震える、声が出ない
→赤面が気になって人前が嫌だ
→人前で字を書くと手が震えてしまう
→スピーチをすると全身ガクガク・心臓バクバク
→電話で人と話すのが苦手

あがりの症状は人ソレゾレですが、失敗をあまり恐れず、不安も無理に追い払わず、今の自分を嫌いにならないで、まずは受け入れることから始めたらいいと思います。
勇気を出して下さい!!
上手くできない時期が長く続き、途方もなく「もうダメだ・・・」と感じることもあるかもしれませんが、あきらめずに継続をすることがあがり改善の秘訣です。上手くできなくても自分を絶対に責めないで下さい!!

私は人前で字を書くと震えました。クレジットカードを使うとサインをしなくてはいけないので使うことにとても勇気がいりました。
ホテルでの記帳なんて恐怖です。途中でパニックになり記帳を代わってもらいました。

朝礼では息も絶え絶えで、何を言っているか分からないと言われました。

フルートの発表会では、出演者が100人以上の中の一人なのにあまりの緊張にペアを組んだ方に「大丈夫ですか!?」と心配されました。
ついでに楽譜をめくる役になってしまい、手が震えて「譜めくりができるか」が不安でさらに緊張に拍車がかかりました。自分の緊張で全く楽しめませんでした。
このフルートの発表会ですが、あがりとアレコレ向き合うようにしてから参加した時、近くにいた方がずっと手が震えているのに気が付きました。そして「大丈夫かなぁ」と心配しながら吹いている自分に気が付きました。
私自身も緊張はありましたが、かつてのように自分ばかりを意識せずに、ちょっぴり意識を自分から外す勇気を持ってみました。そうしたら少しずつ全体を見渡せるようになっていました。
終わった後の拍手がとても心地よく、緊張もしますが爽快な達成感の方が大きくなりました。

また声に自信が持てるようになると、声を出す楽しさに目覚めますよ(笑)
声は磨けば磨くほど良くなります。ホントですよ。
新聞を声に出して読んだり、発声練習を時間があるときだけでもするとかなりの変化があります。

そして色々な人前を経験することで(上手くいかなくてもOK)、経験をした分の自信と度胸が付きます。気が重いな~と思った時こそチャンスです。チャレンジすることで失敗しても次のステップに繋がります。
次はどうしたら緊張しないかなぁ~と考えるからです。

こんな風に、あがりの克服もアレコレしていると段々とコツが掴め、次はこうしてやってみようとかこんな気持ちで臨んでやってみようと、さながらスポーツ選手のようになってきます。
あがりを重く重く受け止めずに、一度ぼんやりと眺めてみて下さい。
あがりに自分自身が左右されるのではなく、あがりを自分自身がコントロール
できるようになれば、人前がワクワクしてきますよ。

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景山千絵
この記事を書いた人
景山 千絵(chie)
一般社団法人あがり症克服協会 認定講師

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