人見知りでも会話が続く魔法の言葉「シタシキナカ」 あがり症の克服なら一般社団法人あがり症克服協会

講座予定

問合せ

東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台の話し方教室

あがり症克服コラムColumn

人見知りでも会話が続く魔法の言葉「シタシキナカ」

人見知りでも会話が続く

2016.04.30

Twitter共有 Facebook共有 LINE共有

初対面でも「親しき仲」になれる「シタシキナカ
や「オウム返し+質問1」を習得し、会話上手になりましょう!


あがり症克服協会には、「沈黙が怖い」「会話が続かない」というお悩みの方も多くいらっしゃいます。
「シャンプーやカットの間、お客様との会話が続かない」という美容師さんに、こんなトレーニングをしました。
まずはお互いの目を見て笑顔で挨拶。
次に、「お天気ネタ」&「お住まいトーク」をしてもらいます。
お天気ネタとは、「今日も暑いですね(寒いですね)」「夕方から、雨が降りそうですね」などの気温や天候の話で、最も無難で、老若男女誰とでも会話可能なネタです。
「お住まいトーク」は、いわば共通点探しです。
「○○区ですか!△△線ですね!私は××です」「学生時代、あの辺りに住んでいました!」「おいしいケーキ屋さんがありますよね!」など、住まいや出身地の話は、無限に広がります。
人は、自分と同じ共通点があればあるほど、「話が合う」という印象を持ち、親近感を抱きます。
私は名古屋出身なので、東京でのお仕事や会合の際、愛知県はもちろん、東海3県、もっというと、地方出身者の方に出会えると、それだけでうれしくなってしまいます。
実は、東京って地方出身の方がほとんどですから、それだけ守備範囲を広く構えていられるということです。
東京に限らず、「福岡出身です!」「私は長崎です!」……不思議なもので、同じ九州出身というだけで、ぐっと親近感がわきますよね。

さらに、下記の「シタシキナカ」
もお勧め。
趣味や旅の話は、共通点を見つけやすいので、どんどん振ってみましょう。

<初対面でも「親しき仲」になれる!魔法の言葉「シタシキナカ」 >
シ:趣味の話……「お休みの日は何をされていますか?」趣味やライフワークを聞く
タ:旅(食べ物)の話……「GWはどこかへ行かれましたか?」旅やグルメの話が尽きない人も多い
シ:仕事の話……「お仕事は何をされているんですか?」苦労話で距離がぐっと近づく場合も
キ:気候(天気)の話……「暑いですね」「寒いですね」は話のきっかけとして鉄板
ナ:仲間(友達)の話……「学生時代の友達に会ったりします?」現在だけでなく昔のエピソードに広げやすい
カ:家族の話……「兄弟はいますか?」長男(長女)、ひとりっ子ネタは意外と使える

もちろん、聞きっぱなしではいけませんよ!
「オウム返し+質問1」で会話をつなげます。
「オウム返し」とは、「バックトラッキング法」とも呼ばれ、相手の言葉をそのまま返すことで、「私の話を理解してくれている」という印象を与えることができるテクニックです。
ですが、あまりやりすぎるとくどいので、オウム返しは適度にしておきましょう。
最後に質問を1つつけてあげると、会話がつながっていきます。

例)
「お休みの日は何をされていますか?」
「月に1回フットサルをします」
「フットサルですか!いいですね~。実は僕も高校時代サッカー部だったんですよ」
「サッカー部出身の方は上手ですよね。今はやってないんですか?」
「今はやってないんです……でも運動不足なので、やりたいと思っていたところです。どんなメンバーでされているんですか?」
「職場の同僚が多いですが、どなたでもOKですよ。今度どうですか?」
「はい、ぜひお願いします!」

会話が苦手な人同士だと、たいていこんな感じです。
「お休みの日は何をされていますか?」
「特に何も……。まあ、しいていえば、フットサルとか……

「そうですか…………」
「………………………

聞いている方がツライです!
明らかに、お互いに相手を知りたい、共通点を探したいなどの努力が見えませんよね。
初対面同士でも、その場を楽しく過ごしたいという思いと努力があれば、自然と会話が生まれるものです。
さて、美容師の生徒さんにレッスンをしたあと、彼の勤める美容院で先ほどの「オウム返し+質問1」での会話を実践してもらいました。
すると会話がはずみ、お客様は大満足。
彼もその後は自信を持って接客できるようになりました。
このように、会話はトレーニングです。
「人見知りだから話さなくてもいい」「相手が話しかけてくれればいい」というのは、プライベートではいいでしょうが、社会では通用しません。
ですが、難しく考える必要はありません。
「初対面の人とスムーズに話す」ことは、社会人として身につけておいて損はない「マナー」と捉えてください。テーブルマナーを学ぶのと同じ、知らないことはできなくて当たり前。
これから勉強し、経験値を上げていけばいいのです。
必要以上に恐れずに、どんどん経験を積んでください!

From:鳥谷朝代

Twitter共有 Facebook共有 LINE共有

講座内容