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あがり症克服コラムColumn

あがり症でも面接で緊張しない方法

面接対策

2016.09.20

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就職活動はもちろんのこと、昇進や資格試験の際にも面接を取り入れているケースが少なくありません。

筆記試験の成績で優劣を決める学生時代と違い、面接におけるコミュニケーション力、対人力は、今後どの職種においても、ますます必要とされてくるでしょう。

当協会にも、高校受験を控えた中学生から、就活中の大学生、昇任試験を控えたビジネスマンまで、面接対策でやってくる方はあとを絶ちません。

「あがり症だから、面接で落ちる」と思っている人が多いのですが、実は、緊張するから落ちるというわけではなく、それ以外に問題があることも多いです。

以下は、「このような態度では難しいだろうな…」と思う方の特徴です。

【面接でNGな話し方や態度】
・笑顔が無く、不愛想
・姿勢が悪く、やる気がなさそうに見える
・服装がだらしない、清潔感がない
・面接官と目を合わせることができない
・声が小さく、話が聞き取れない
・雰囲気や流れを読むのが苦手
・何か質問するたびに黙り込んでしまう

しかし、こういった方でも、話し方や態度を改善すれば、合格の可能性はあります!

それまで30社以上の採用面接に落ち続けた30代男性の方が、講座に来て2ヶ月で合格を勝ち取ったという、忘れられない経験もあります。

面接合格への3つのポイントを解説します。

1.「最初の7秒」が合否を分ける!緊張は減り、印象は上がる方法とは

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アルバート・メラビアンが唱えた「第一印象の法則」によると、人の印象は最初の7秒で決まってしまうと言われており、初対面で相手に与える印象は、視覚情報によるものが55%を占めると言われています。

面接は一発勝負です。

「ボクという人間の能力を知ってもらえば、外見なんて……」は通用しません。

逆にいうと、外見と基本的なマナーさえきちんとしていれば、55%はクリアできるのです。

外見を磨かないのはもったいない!

見た目の印象を左右するのが、【服装】【姿勢】【お辞儀】【笑顔】です。

今すぐ改善できることばかりですので、ひとつずつチェックしていきましょう。

【服装のポイント】TPOを意識する

TPOとは……Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)の略です。

「身だしなみは無言の紹介状」という言葉のとおり、服装を見れば、その人が周りに気遣いができる人間なのか、その場に応じた言動ができる人間かどうか判断されます。

面接にだらしない服装で来たら、「ルーズな人」と見なされても仕方ありません。

身だしなみは相手への気遣いであり、おしゃれとは違いますので、あまりにも個性なファッションも避けます。

あがり症の人ほど、相手がどのような印象を持つかまでは気が回らない人が多いので、誰に対しても好印象を与える服装で臨むようにしましょう。

<身だしなみチェックリスト>

≪男性≫

寝ぐせがない。手入れされている。清潔感がある

極端なカラーリングをしていない

スーツが無難。デニムはNG

きちんとプレスされており、シワ、シミ、汚れがない

カジュアルなサンダル、スニーカーは避ける。革靴が無難

汚れがない。手入れされている

 ≪女性≫

手入れされている。清潔感がある

お辞儀や講義の際、髪が邪魔にならない

極端なカラーリングをしていない

ヘアーアクセサリーが派手すぎない

化粧

ノーメイクはマナー違反

派手すぎるメイク・ネイルはしない

香水がきつすぎない

スーツが無難。デニムはNG

スカートの丈が短すぎない。露出度が高いものはNG

シワ、シミ、汚れがない

カジュアルなサンダルやスニーカーは避け、ビジネスにふさわしいものに

汚れがない。手入れされている

アクセサリー

派手すぎる、目立ちすぎるものは避ける

【姿勢のポイント】壁立ちで姿勢チェック

①まずは、何も意識しないで普通に立ってみてください。

②次に、かかと、お尻、背中、後頭部を壁に当てて立ってみてください。

横から見たとき、後頭部からかかとまで一直線になっているのが正しい姿勢です。

③そして、その状態を保ったまま一歩前に出てみてください。

普段の姿勢がいかに前かがみ気味になっているのかがわかると思います。

姿勢が良いと、あがりにくくなるというメリットもあります。

いつも正しい姿勢を意識するようにしましょう。

【お辞儀のポイント】背筋を伸ばしてゆっくりと

自分ではできているつもりでも、緊張する場面では早くなってしまったり、雑になってしまうことがありますので、鏡などでチェックしてみましょう。

緊張する場面ほど、慌てずゆっくりと。

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【笑顔のポイント】ハリウッドスマイルであがりも解消!

ハリウッドスマイルとは、ハリウッドのスターのように美しい笑顔のことで、最近でいうと、ミランダカーさんのように口角がキュッと上がった素敵なスマイルです。

印象の良い笑顔(ハリウッドスマイル)とは

・口角が左右対称に上がっている
・上の歯を8本(または10本)見えている
・下の歯は見せない
・いつでもどこでも素敵な笑顔ができる

一方、印象の良くない表情とは

・口角が下がっている
・左右対称でない
・下の歯も見えている
・筋肉が硬直し、引きつっている

いずれも、不自然で何かを企んでいるような印象を与えてしまいます。

顔には30種類以上の筋肉(表情筋)があり、細かな表情を作り出しています。

表情筋が硬い人が、緊張する場面で笑顔を作ろうとしても、引きつってしまい上手くいきません。

当たり前ですが、普段できないことは人前ではできません。

自然で美しいスマイルのために、鏡を見ながら表情筋を鍛えましょう。

2.あがらず好印象を与える話し方とは

想像してみてください。

あなたが一念発起して、300万円の車を買うとします。

ハキハキとした話し方の営業マンA氏と、ボソボソと小声で話す営業マンB氏……同じ商品、条件なら、どちらの営業マンから買いますか?

声の大きさは自信の表れとみなされます。

自社の商品に自信のない人から、高価なものを買いたくありませんよね。

あがり症の人は声が小さく、口を正しく開かずに話す人が多いですから、普段からハキハキ話す練習をしましょう。

口を開け、お腹から声をハッキリ出すことで、声の震えや上ずり防止にもつながりますので、一石二鳥です。

あがらずハキハキ話すための発声トレーニング★

 あめんぼ 赤いな アイウエオ 浮き藻(も)に 子エビも 泳いでる

柿の木 栗の木 カキクケコ きつつき こつこつ 枯れけやき

ささげに 酢をかけ サシスセソ その魚(うお) 浅瀬で 刺しました

立ちましょ ラッパで タチツテト トテトテタッタと 飛び立った

なめくじ のろのろ ナニヌネノ 納戸に ぬめって なにねばる

ハトぽっぽ ほろほろ ハヒフヘホ ひなたの お部屋にゃ 笛を吹く

まいまい ねじまき マミムメモ 梅の実 落ちても 見もしまい

焼き栗 ゆで栗 ヤイユエヨ 山田に 灯のつく 宵の家

雷鳥(らいちょう)は 寒かろ ラリルレロ れんげが 咲いたら るりの鳥

わいわい わっしょい ワイウエヲ 植木屋 井戸換え お祭りだ

 はじめの頃はゆっくりでいいので、母音を意識して、正しく明瞭に発音することを心がけます。

慣れてきたらスピードを上げて、テンポよく発声してみましょう。

また、発音が甘く、「いいですよ」→「いいっすよ」、「すみません」→「さーせん」、「ありがとうございます」→「あざーす」に聞こえる人は、早急に直しましょう。

家族や友人との会話ならともかく、面接でこういったしゃべり方は致命的です。

本人に悪気はなくても、「舐めてんのか?」と思われても仕方ありません。

しっかりした発声、発音は、ビジネスシーンには不可欠です。

「~ていうか」「~とか」「オレ的には」といった口癖がある人も注意しましょう。

3.ええかっこしいはNG!

面接で大事なこと、それは、決して「取り繕わない」ことです。

面接官はプロです。その場しのぎの答えをしたところで即座に見抜きます。

わからなかったら「申し訳ありません、わかりかねます」と言ってしまってOK。

決して知ったかぶりをしないことです。

また、「自分はあがり症だから落ちるのだ」と思い込むことはやめましょう。

面接官の立場からすると、緊張しているから落とすということはありません。

面接は緊張するものです。

たった10~20分の言動で評価され、合否につながってしまうのです。

「人に注目される」という経験は、日常生活でそれほどあるわけではありませんので、慣れていないのは当然です。

面接官もそんなことは百も承知。

むしろ、面接でまったく緊張しない学生には違和感を覚えます。

では、面接官は何を見ているかというと、その人の社会性、つまり相手(お客様)や周りの立場に立ち、その場にあった言動ができる人材かどうかを見ています。

ただ、残念なことに、あがり症の人は「自分自身」に意識が向きがちです。

相手の質問が頭に入ってこないため、うわの空になったり、的外れなことを答えてしまうことが多々あります。

自分を実力以上に良く見せようという気持ちは逆効果。

相手の話をよく聞き、誠心誠意答えるようにしましょう。

<あなたの印象力チェック>

①通りすがりの人に、よく道を尋ねられる

②旅行先では、カメラのシャッターを押してほしいとよく頼まれる

③セミナーや研修会場で、近くの席の人によく声をかけられる

誰かに何かを頼むとき、私たちはおのずと「感じが良さそうな人」「親切そうな人」を選びます。

企業はまさに、そんな人を欲しがっています。

普段、初対面の人からまったく話しかけられない人は、目つきは悪くないか、口角は下がっていないか、注意してみましょう。

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